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カフェ大根買ってぇ~

とある昼下がりいつもの道を通りかかると、そこにある私たちお気に入りのカフェにちょっとした異変が。
そのお店は最近オープンしたいわゆる民家をちょっと工夫してカフェにしましたというスタイルのお店。
近頃は団塊世代の大量退職のせいなのだろうか、定年後に夢のお店を開く方が増えたようである。
ここのお店もそういう成り立ちのようである。
件のこのカフェ、おしゃれな外見に不似合な手作りのダンボールに手書きの文字で「大根1本60円」とある。
なぜここに大根かといぶかった。
気になったが所用があった私は目的の場所へ急いだ。
そして帰り道にその「カフェ大根」の謎を解こうと思いカフェに。
カフェのママに「大根ください、この大根どうしたの」と単刀直入に質問。
ママいわく、ご親戚が農家さんから買い上げた100本近くの大根をこのカフェに運んできたとのこと。
私の勝手な想像では、お客さま相手のご商売なのでカフェなら大根もたぶんなんとかさばけるのでは、という思いがあったのかも知れない。
カフェのお庭にずらっと並んだ100本ほどの大根の山。
壮観だなという思いと、これをさばくのは大変だなという思いが同時に湧いた。
私はとりあえあず数本、自分が今運べるだけの数本を買った。
カフェなのにその日はマスターのいれる美味しいコーヒーをいただく余裕もなく大根を買っただけで帰宅してしまった。
帰宅後私の仲間数人にいつものあのカフェで大根を60円で売ってる、かなりたくさんあるからお買い上げよろしくというメールを流した。
件名は「大根速報」みんな件名を見ればなんのこっちゃ、と思い注意喚起して読んでくれるだろうと思った。
その時点ですでに夕方になっていたので、明日も売ってるという文面も忘れずに記載しておいた。
さて、翌日の夕方あの大量の大根はどうなったのかと気になり、また大根だけ買ってコーヒーをいただかなかったことが申し訳ない気持ちもあったのでその日はコーヒーを注文した。
そして大根の売れ行きについて伺った。
すでに仲間たちも何人か買っていたようだとはメールで知っていたし、カフェの庭に山を成していた大根のお姿もあと20本くらいとなっているのを見ながら店内に入っていた。
そうこうする間にも何人か大根を求めるお客さんが来ていた。
自分を棚に上げ、「カフェですから大根がメインではありません、コーヒーもお願いします」なんて心の中で思っていた。
私が安堵する理由もないのだけれどマスターとママに「お友達に大根買っていただいて助かりました」などと言われて恐縮してしまった。
当分は大根のメニューが続く。
仲間たちもお互いに大根料理を教えてくれという話題で美味しくマスターのコーヒーが飲めそうである。